宍道湖夕日スポット

宍道湖の夕日| しまね観光ナビ

宍道湖夕日スポット目次

  1. 宍道湖夕日スポットについて
  2. 宍道湖夕日スポットの見どころ
  3. 宍道湖夕日スポットの付近
  4. アクセス
  5. Tiktokで情報を見る
  6. instagramで情報を見る
  7. Googleで口コミを確認
  8. Twitterで情報を見る

宍道湖夕日スポットについて

 宍道湖は島根県の水の都・松江市と神話の国・出雲市にまたがる湖です。

一級水系の斐伊川の一部である宍道湖には、夕日を見ることができる「宍道湖夕日スポット」があります。

宍道湖の面積は日本国内で7番目と大きく、島根県内では鳥取県境に位置する中海に次ぎ、2番目でかなり大きな湖です。

形状は東西に長い長方形の形をしており、東西に約17km、南北に約6km、周囲長は47kmです。

湖の面積の約5割が水深5m以上あり、湖底はほぼ水平となっています。

有数の水鳥の渡来地としても有名で240種類以上の鳥類が生息しています。

特にガン・カモ類は毎年40000羽を超え、なかでもキンクロハジロが20000羽以上、スズガモが5000羽以上確認されています。

さらに、マガン、キンクロハジロ、スズガモについては、全世界の水鳥の一種の個体数の1%以上を支えています。

2005年(平成17年)11月1日に宍道湖国定指定鳥獣保護区(集団渡来地)に指定され、同年11月8日に、近接する中海とともにラムサール条約に登録されました。

この宍道湖は、主に大橋川・中海・境水道を介して日本海と接続しているため、淡水湖ではなく海水の塩分濃度の約10分の1の汽水湖となっています。

そのため、スズキ、ボラ、シラウオ、ワカサギ、ウナギなど淡水魚と海水魚が入り交じって生活しています。

また、ヤマトシジミ、イシマキガイ、カワザンショウガイなどの貝類、モロゲエビなどの甲殻類も多く生息しています。

宍道湖では、これまでに68種類の甲殻類が報告されています。希少種としてシンジコハゼが生息していることも有名です。

これらの宍道湖で採れる魚介類の中から宍道湖七珍と称される独特な郷土の味覚があります。

スズキ、モロゲエビ、ウナギ、アマサギ(ワカサギ)、シラウオ、コイ、シジミの7つを指します。

これらの頭文字を取って「スモウアシコシ」と覚えられます。

こんな生き物豊かな宍道湖唯一の島が嫁ヶ島です。

嫁ヶ島は、全長110m、幅約30m、周囲240mと大きな島ではありません。

なぜなら、この嫁ヶ島は約1200万年前に噴出した玄武岩の溶岩からなっているためです。

島には弁財天を祀る竹生島神社の祠と鳥居があります。周囲には松が植えてあります。

この島には嫁ヶ島伝説など様々な伝説があり、パワースポットとしても大変人気です。

嫁ヶ島伝説とは、姑にいじめられた嫁が湖で水死した際に水神が浮き上がらせたとする悲しい伝説です。

「出雲国風土記」意宇郡条にも嫁ヶ島のことは、記録されています。

嫁ヶ島は、当時は周囲110mと今の半分ほどの大きさで、「蚊島」と表記されています。

袖師地蔵と石灰地蔵

湖岸には、島に向かっ2体の地蔵(袖師地蔵と石灰地蔵)が立っています。

袖師地蔵は、この近辺で戦後近くに住む子どもたちや漁民の水難事故が多発していたためその霊を慰めるために建立されたものです。

石灰地蔵は、江戸末期にシンジコで採れるシジミ貝から石灰を作る横に建てられたためこう呼ばれるようになったそうです。

この嫁ヶ島と袖師地蔵の美しい夕焼けは1951年に宍道湖十景に、2003年に「日本夕日百選」に選定されています。

国道9号線沿い、東側の岸整備が行われ、「写真を撮るパーキング」約して、とるぱ「宍戸湖夕日スポット」として松江の絶景が見られます。

そして、ここでは、宍道湖に沈む夕日と嫁ヶ島を同時に見ることができます

また、袖師地蔵は岸公園との間にあり、そこでは、日本夕日百選に選定された袖師地蔵と嫁ヶ島を同時に撮ることができます。

とるぱ「宍戸湖夕日スポット」には、宍道湖を沿って歩ける歩道や、座って夕日を見ることができるテラスが岸整備によって作られました。

とるぱ「宍戸湖夕日スポット」の反対車線側には駐車場があり、大型2台、普通車21台、障害者用1台と多くの車を停めることができます。

駐車場からはエレベーターが付いた地下道が通っており、安心して移動を行うことができます。

宍道湖に映える夕日が見える度合いを指数として表現している夕日指数がインターネット上で公開されています。

指数は、様々な気象条件や地形的特性を考慮し、夕日が見える時間帯の雲の量や夕日そのものが見える時間数から算出されています。

この指数が高ければよりよい気象条件で綺麗な夕日を見ることができます。

指数は4段階に0~100までで表されています。指数100~80は、はっきりと夕日が見られる気象条件です。

指数70~50は、おおむね夕日が見られそうな気象条件です。

指数40~30は、もしかしたら夕日が見られるかもしれない気象条件です。

指数20~0は、夕日を見るのは難しそうという気象条件です。

先1週間が公開されているので、これを参考にして夕日を見に行くと後悔することはありません。

また、過去の日没時間も公開されており、前日の日没時間を参考にして宍道湖に沈む夕日を狙って行くこともできます。

また、夕日ギャラリーとして宍道湖の夕日の様子を画像で確認することができます。

天気の都合で見られなかったという場合や宍道湖の夕日がどのくらい綺麗なのか気になる方はぜひ、確認してみてください。

宍道湖夕日スポットの見どころ

水の都・松江市と神話の国・出雲市にまたがるこの宍道湖は『出雲風土記』にも記載されています。

この宍道湖の夕日はとても神秘的で見る物に力を与えてくれます。

夕日が宍道湖に反射し、辺りがオレンジ色に輝きます

その中で宍道湖にある唯一の島、嫁ヶ島の影だけが浮かび上がるこの景色はとても幻想的です。

この島の名は伝説(嫁ヶ島伝説)によるもので、この伝説には姑にいじめられた嫁が湖で水死した際に水神が浮き上がらせたとする伝説などいくつかの悲しい伝説が残されています。

作家の丸谷才一も嫁ヶ島越しに見る宍道湖の落日美を「純粋に審美的な風景美」と評しています。

劇作家の山崎正和も国内でも稀な「眺めるためにだけある島」であることを指摘し、吉田兼好の言葉を借りて「田舎の人はそばに行って手で触ったり足で踏んだりしないと納得しないが、その意味において都会的センスのある島」と述べています。

丸谷、山崎両者ともに松江が洗練された趣味の町であるとして、人があまり近づかなかった当時の嫁ヶ島とその夕日を高く評価しています。

この嫁ヶ島と袖師地蔵の美しい夕焼けは日本夕日百選に選定されています。

袖師地蔵は、この近辺で戦後近くに住む子どもたちや漁民の水難事故が多発していたためその霊を慰めるために建立されたものです。

こういった嫁ヶ島伝説や袖師地蔵が建立された悲しい話がより一層景色を美しく見せてくれます。

宍道湖の夕日を見ていると時の流れがゆっくりと感じられます。

宍道湖の波の流れは海と比べてゆっくりでうねりがありません。

ゆったりとした空間の中で太陽が沈んでいくのを目で見て感じることができます。

湖上には「嫁ヶ島」、湖畔には「袖師地蔵」のシルエットが浮かび上がり、夕日をより美しく、儚く、神秘的に見せてくれます

現実を忘れて、非日常を味わえる素敵な場所です。

有数の水鳥の渡来地としても有名であるため、運がよければ白鳥やキンクロハジロ、スズガモ、マガンなどの写真を撮ることもできます。

2005年には湿地の保全を目的とした国際湿地条約である「ラムサール条約」に登録されています。

また、宍道湖は淡水に海水が入り交じった汽水湖となっているため、淡水魚と海水魚が共存する魚種豊富な湖です。

国内最大級の漁獲量を誇るヤマトシジミをはじめ、スズキ、モロゲエビ、ウナギ、ワカサギ、コイ、シラウオは「宍道湖七珍」と呼ばれ、島根県の名物郷土料理になっています。ぜひ、宍道湖夕日スポットを訪れた際には、食べてみてください。

宍道湖夕日スポットの付近

 「宍戸湖夕日スポット」の周りには数多くの代表的なスポットがあります。

島根県立美術館 | しまね観光ナビ

一つ目は、島根県立美術館です。

1999年に開館され、「水と調和する美術館」「夕日につつまれる美術館」として20数年間、県内外の人に愛され続けています。

大規模改修を経て2022年6月に再開館しました。

水面と大地をつなぐ「なぎさ」をイメージした優美な建物の形態は、風景と一体化し、見る人を引き寄せます

ロビーに入ると、目の前には美しい宍道湖が広がっています。

幅広く多彩な企画展が開催されているだけではなく、絵画、版画、写真、工芸、彫刻等、各分野の優れた作品が収集されていたり、美術作品の学術的研究、ならびに作品の展示・保存や、教育普及などに関する専門的な調査研究が行われていたりと数多くの美術事業を行っています。

大人だけではなく子供が見ても楽しめる美術館となっています。

田和山史跡公園-だんだんのブログ

 二つ目は、田和山史跡公園です。この田和山史跡公園は、Saucy Dogの「いつか」という曲の歌詞にでてくる「田和山の無人公園」です。

Saucy Dogのゆかりの地です。

元々は三重環壕を持つ弥生時代の集落遺跡です。

ここは、「史跡 田和山遺跡」とその周辺の自然環境を保全し、史学習の場、自然学習の場、憩いの場として整備した公園です。

一番上までは階段があり、高いところから宍道湖の夕景、夜景を楽しむことができます。

 他にも岸公園や宍道湖大橋など数多くの観光スポットがあります。

アクセス

 「宍道湖夕日スポット」は、〒690-0049島根県松江市袖師町5にあります。

飛行機で島根県へお越しの方は、出雲縁結び空港もしくは、米子鬼太郎空港をご利用ください。

出雲縁結び空港をご利用の場合は、

東京(羽田)【JAL】からは1日5便(約90分)、

名古屋(小牧)【FDA】からは1日2便(約60分)、

静岡【FDA】からは1日1便(約80分)、

仙台【FDA】からは1日1便(約90分)、

大阪(伊丹)【JAC】からは1日4便(約60分)、

神戸【FDA】からは1日1便(約55分)、

福岡【JAC】からは1日2便(約70分)、

隠岐【JAC】からは1日1便(約30分)の飛行機が出ています。

出雲縁結び空港から空港連絡バスがでています。

4番乗り場からバスに乗り、松江しんじ湖温泉駅(約40分 大人1150円 小児580円)まで行きます。

そこから徒歩約20分で「宍道湖夕日スポット」に行くことができます。

米子鬼太郎空港をご利用の場合は、

東京(羽田)【ANA】からは1日5便(約80分)の飛行機が出ています。

米子鬼太郎空港から空港連絡バスが出ています。

9番乗り場からバスに乗り、JR松江駅(約45分 大人1000円 小児500円)まで行きます。

[松江市営バス]南順幹線回り(市立病院行)(約7分 210円)に乗り、袖師町西まで行きます。

そこから徒歩約3分で「宍道湖夕日スポット」に行くことができます。

バスでお越しの方は、嫁ヶ島バス停を目指してお越しください。

嫁ヶ島バス停を下車後、すぐが「宍道湖夕日スポット」です。

車でお越しの方は、松江玉造インターチェンジから車で約10分です。

駐車場は、大型2台、普通車21台、障害者用1台と多くの車を停めることができます。

駐車料金は、無料です。

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